ケーブルに巻き付けて使用する、全く新しい形のケーブル専用インシュレーター
オーディオシステムの構築には、各種ケーブルによる接続が必要不可欠です。
そして近年では、音質向上のためにケーブルを交換することが、当然のように行われるようになりました。
しかし、どんなに高性能や高価なケーブルも、常に目に見えない振動やノイズの脅威にさらされており、ただ繋いだだけでは本来の性能を発揮する事ができません。
この問題を解決する為に、ケーブルにもインシュレーターで振動対策を行うことが有効であることがわかりましたが、従来の床に置いて使用するタイプのインシュレーターでは、使用方法が非常に限定される上に、床からの振動に対してしか効果を発揮することができませんでした。
KRYNAではこれらの問題に対応するため、螺旋状のチューブに特殊ダンピング溶液を封入し、ケーブルの周囲を360°囲むという、かつてない方法を実現しました。
この方法は創業者・伊奈龍慶の考案によるもので、実現までに5年もの歳月を必要としました。
『Helca 1』に封入されている特殊ダンピング液は「スティッキー溶液」と呼ばれ、近畿大学工学部 機械工学科・西村公伸教授との共同研究により、D-PROP、C-PROPなどのインシュレーター開発で培ってきた技術です。
この溶液は透明度が高く、餅のように粘性をもったリキッドで、バネ性を有しているのが特徴です。
水ともオイルとも違う、この「溶液のバネ」ともいうべき不思議な物性が、有害振動を吸収し音楽再生に特に影響のある、微振動を消滅させる役割を果たします。
ケーブルは、この「スティッキー溶液」が充填された螺旋状のチューブの中を通ることで、外部からの振動のみならず、ノイズに対しても高い効果を発揮します。
また、自身が発する振動やノイズが外部に及ぼす影響も軽減します。
これにより振動やノイズによる音の濁りがとれ、ケーブル本来の音が蘇ります。
設置環境、ケーブルの種類を問わずにご使用いただくことができますので、ラック裏の重なり合ったケーブルや、地面に接地せず空中配線となっているケーブルにも非常に高い効果を発揮します。
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