シンセの原点である「音作り」を学び、愉しむ。セミ・モジュラー・アナログ・シンセサイザー。
特徴
世の中にはない新しい音を作り出す。電子楽器誕生から続く見果てぬ夢は、楽曲制作のために変化して行ったシンセサイザーの潮流とは別のところで、脈々と受け継がれてきました。
そして今、世界中で高まっているモジュラー・シンセ人気はその別の流れ、いわゆる「ウェスト・コースト・スタイル」のシンセシスをも巻き込んで、大きなムーブメントを巻き起こしています。
コンパクトなvolcaのボディに8つのモジュール、50のパッチ・ポイントを装備。モジュラー・シンセの基礎を学びながら、ひと味違うアナログ・サウンドを、進化したvolcaシーケンサーで操る。この一台でシンセサイザーの持つ無限の可能性を探究しましょう。
ウェスト・コースト・スタイルとvolcaの融合。
三角波、矩形波などシンプルなオシレーターを、フィルターによって変化させるアナログ・シンセサイザーは、アメリカの代表的なメーカーの拠点があったことから「イースト・コースト・スタイル」と呼ばれています。MS-20などにも代表されるこのスタイルのシンセは、演奏のために鍵盤を採用するなど主に音楽に使うことを目的とした進化を遂げました。切れの良いフィルター、太く存在感のあるサウンドは様々な名曲の中で聴くことができます。
このような音楽的な進化とは異なる方向に、独自の進化を遂げたのが「ウェスト・コースト・スタイル」と呼ばれるシンセサイザーです。電子楽器本来の自由な音を追求し、FM変調などによる倍音の多いオシレーターをベースに、ランダムかつ複雑なコントロール信号やローパス・ゲート回路によって音色/音量に変化を与え、ツマミをちょっと動かしただけで大きく音が変わります。その可能性は評価される一方で、でき上がる音色やその変化が予測しづらいことから、実験的であり音楽には適さないと言う声もありました。
そのようなこともあって、このスタイルを採用するハード製品は数が限られていましたが、近年のユーロラックに代表されるモジュラー・シンセ人気や、DAWプラグインによって蘇った隠れた名機の再評価に端を発する「面白いサウンドは全て取り込んでしまおう」という全世界的なムーブメントによって再び脚光を浴び、このスタイルならではのサウンドが改めて見直されてきました。
アナログからスタートし、FMやPCMまであらゆる要素を柔軟に取り込んできたvolcaシリーズもこの流れをずっと注視してきました。そして今、満を持してこの個性的な「ウェスト・コースト・スタイル」サウンドをシリーズに加えました。
パッチングで広がる無限の可能性。
それぞれのモジュールは付属のピン・ケーブルによって接続し、様々に組み合わせることが可能です。コンパクトな筐体にパッチ・ポイントを50箇所も設置。インプットとアウトプットがひと目でわかるよう色分けしてあり、信号もオーディオ、コントロール、ゲート、トリガーと目印で区別されています。通常、各信号はその用途別に接続しますが、volca modularでは信号レベルに互換性を持たせており、常識を超えた新たなパッチングが生まれる可能性も秘めています。ピン・ケーブルは20本付属し、各パッチ・ポイントの説明や基本的なパッチ例を記載したリファレンス・シートも同梱。
仕様
鍵盤部 マルチタッチ鍵盤/ステップ・キー
シンセサイザー
・タイプ アナログ音源
・発音数 1
・構成 2VCO(Triangle)、2EG、2LPG、デジタル・エフェクト
シーケンサー
・パート数 1
・ステップ数 16(パターン・チェイン可能)
・記録パターン数 16
入出力
・オーディオ出力 ヘッドホン(3.5mm ミニ・ジャック)
・シンク シンク・イン(3.5mm ミニ・ジャック、最大入力レベル 20V)、シンク・アウト(3.5mm ミニ・ジャック、出力レベル 5V)
・コントロール入力 CV-IN端子(TRSミニ・フォーン・ジャック)
電源
・電池寿命 約5時間(アルカリ乾電池使用時)
・電源 アルカリ/ニッケル水素 単3形乾電池x6本、またはACアダプター KA350(別売)
その他
・付属品 動作確認用単3形アルカリ乾電池×6、シンク・ケーブル、パッチング用ピン・ケーブル1セット、モジュール・リファレンス・シート
・別売アクセサリー KA350(ACアダプター)、SEQUENZ CB-4VOLCA(volca4台が入るハードシェル・ケース)、SEQUENZ CC-VOLCA(volcaシリーズ専用のキャリング・ケース)、SQ-CABLE-6(シンク・ケーブル)
外形寸法
193(W)× 115(D)× 39 mm(ツマミ高さ含む)
質量
360g(電池含まず)
メーカーサイト